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17/08/2008

これからUK留学される皆さん向けのパネルディスカッションに参加して。

日本に帰国して暫く経ってから感じ始めたことがあります。 それは、これまで仕事・留学と、様々な面で色々な方の経験談の共有やアドバイスのお陰で、それなりの成果を得てきたように思っています。そして、これを何か若い世代の方々に還元できないか・・・と「場」探しを始めてました。

そのようななか、留学準備でお世話になった語学学校の先生方とお話をしていたことがきっかけで、持ち上がった話・・・・それは留学関連のイベントにボランティア参加すること。その第一弾として、先月、「英国留学出発前オリエンテーション」のパネルディスカッションのパネリストの一人として参加しました。

そこでお話したこと・・・・折角原稿にまとめていたので、このBlogに行き着いた留学前の皆さんとも共有してみようかなと思い、久しぶりに更新です。つれづれなるままに留学中に1年以上かけて書いた日記のなかに、散りばめられている要素をとりまとめただけですが・・・・何かのお役に立てれば嬉しいです。

【英語習得について】

質問: 事前にどのような英語のトレーニングをされましたか。効果のあったものを教えてください。

回答:

毎日通勤中にBBC Learning Englishのコンテンツをを聞きまくり、時折ディクティエーション、音読、シャドウイングなどをしていました。他はIELTSでスコアを取るためのトレーニングで、Readingは文章を短時間で内容を摑むための訓練を、Writingは、ある程度定番的な言い回しの一覧をとりまとめて覚え、問題練習をする際には、時間を本番と同じように設定し、最後の受験月には毎日書き、先生にチェックいただいてました。

これらのトレーニングは、IELTSのスコア取りに役立っただけではなく、留学後に実は、短期間で大量の参考文献やテキストを読み、沢山のEssay を提出しなければならない状況に直面したときに、多いに役立ったように思います。 

【留学先に持っていくものについて】

質問:

もっていくとよかったものを教えてください

回答:

自分用としては文房具用品(向こうのは高くて、壊れやすい)と、日本料理を作る器具や材料(日本食パーティーとかをよくやったので)

他・・・・向こうでは結構パーティーなどがあるので、日本らしい小さなお土産になるようなものを用意してもっておいておくと非常に便利でした。例えば、綺麗目なお箸、日本らしい絵の手ぬぐい、扇子、文房具などが、プレゼントすると喜ばれました。

【多国籍な環境について】

質問:

留学生が多く、キャンパスは国際社会の縮図だと思われます。どのような国籍のかたがいましたか?グローバルスタンダードのなかで、学んだことを教えてください。また、戸惑ったことがあれば、それをどのように克服したか教えてください。

回答:

今回の留学で学んだことは、「多様性は恐れるものではなく、楽しむもの」ということと、「人というのは、実は宗教・文化の違いというのは表面的な違いであり、人としてのコアな部分に変わりはないの」という二点です。

前者については、以前は、言葉の壁もあり、人からの話を元に、「この国の人は、こういう性格だから何かを一緒にやるのは難しい」などの固定観念が知らず知らずにありました。でも、実際多国籍な環境に思い切って飛び込み、グループワークなど一緒に取り組む中で気づいたことは、様々な考えの人と一緒に何かを作り上げることは、困難も多いけれど、それを乗り越えた時には、考えもできなかった面白いことを成し遂げられることもあるということです。

後者については、信頼できる人、一生ものの友人として付き合いたいと感じる人というのは、国籍は関係ない。国籍や宗教を超えて、厚い友情を培うことができた相手とは、驚くほど人としての芯の部分に通じるものを発見できました。 帰国後に手にした、外との接点を持って行動されている海外の方のエッセーなどでも、同類のことが書かれていたのには少し驚きましたが。。

ではどうしてこうした経験を得られたのか。まず、最初は色々な個性にとまどい、言葉のハンデもあり躊躇しがちでしたが、「頑張ってごらん」と手を差し伸べたときに、思い切って一人で多国籍なグループに飛び込み、本当によかったと思います。 またその後、どのように人の輪を広げられたかと考えてみると、友人から指摘されたのは、私はいつも、国籍/性別/階層で人を分け隔てなく、人の話しを真摯に聞き、言葉はつたなくとも自分の経験に基づき確固とした意見を伝え、素直な気持ちで人と接していたから、多くのクラスメイトたちが慕ってくれ、結果として、学年末の学生投票で、クラスのSocialize活動に貢献した人として表彰されたようです。

【SurviveするためのTIPSについて】

質問:

英国でサバイバルするのに「これは役立った!」というTIPSはありますか?

回答:

留学中は、授業への出席、予復習などなど、毎日がハードではありますが、どんなに追い込まれいても、例え30分でもよいので、クラスの仲間たちが出入りするPubに顔を出すことをお薦めします。 Pubでは、勿論クラスメイトと交流することもできますし、実はそこで「次のAssignmentをどう攻略したらよいか」とか、「就職活動をどうやってするか」などの、真剣な議論や情報交換が行われたり、「次の休みに一緒に何かをしよう」といった話のとりまとめがされています。

前者については、部屋に独りでこもって、うんうんと独り悩むより、他人の知恵(勿論自分もその分自分の知恵も共有するわけですが)を重ね合わせることで、効果的、効率的に宿題をこなすことができます。後者については、クラスメイトたちとより仲良くなるためのイベント情報をGetしやすくなります。

「こんなに宿題や課題があるから、Pubなどの場に行く時間なんてない!」といいつつ、独りで部屋にいても、30分くらい、平気でぼけーっとしていたり、遊んだりしてしまいますよね。それであれば、気分転換もかねて、時間を限定して、人との交流の場に行った方が、収穫が多くあります。 実際、「Time Managementがうまい」と言われる欧州系の学生も、この「時間限定のPubへの顔出し」を有効に使っていましたので、是非試してみてください。

【就職活動について】

質問:

 留学中や帰国後の就職活動について、いつ、どのように就職活動を計画しましたか? 回答: 私の場合は休職して留学したため、就職活動は不要でしたので、周りのクラスメイトたちを参考に就職活動についてお話をすると、USなどでは2年かけて行われるコースを1年で行うハードなコースでしたので、修士論文を提出し終わった9月から就職活動を本格化する方が多いよう感じました。

 UKで就職する道を選択した方々は、粘り強さ、労力、それなりの資金の確保が必要のように見受けられました。一方日本で就職する道を選択された方も、実はそれなりの時間と労力を必要とされていたようで、どちらで活動をするにしても、3-6ヶ月位はかかっていたように思います。

【最後に】

質問:

これから留学を検討しているかたに、ひとことアドバイスを。

回答:

皆さんそれぞれの目的があって渡英されることと思いますが、是非日本以外の友人を沢山作る機会を持たれることを強くお薦めします。

英国の大学の醍醐味の1つは、学問も勿論ですが、非常に多国籍なこと。自分が今まで偏見でものを見ていたことも、今まで知らなかったこといかに多いか、知ることになると思います。またそうした多様性にもまれることで、自分や日本を客観的に見ることができ、自分のコアな部分をしっかりと保つきっかけにもなるかと思います。

コースの終了間際に、同国籍同士で固まりあっていたクラスメイトたちから言われたことは、「私もあなたと同じように、勇気をもってクラスのなかに飛び込めばよかった」ということです。大変タフなことが多いですが、勇気と好奇心を持ち、限られた時間是非できる限りの体験を得られること、応援しています。

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